1943年生まれ。奈良県出身。
1965年、唐十郎の劇団「状況劇場」に参画。唐の「特権的肉体論」を具現化する役者として、1960~70年代の演劇界に大きな変革の嵐を起こし、多大な影響を及ぼす。
1966年、役者として活動しながら舞踏の創始者である土方巽に師事。
1972年、大駱駝艦を旗揚げし、舞踏に大仕掛けを用いた圧倒的スペクタクル性の強い様式を導入。“天賦典式”(てんぷてんしき:この世に生まれ入ったことこそ大いなる才能とする)と名付けたその様式は、
国内外で大きな話題となり、「Butoh」を世界に浸透させる。
精力的に新作を発表し続けているほか、舞踏手育成にも力を注ぎ、多彩な舞踏グループ・舞踏手を輩出。また、映画・TV・舞台等においても独特の存在感を放ち、ジャンルを越境し先駆的な地位を確立している。
主な受賞歴
2006年度 文化庁長官表彰
2013年 第7回日本ダンスフォーラム賞大賞
2016年 東京新聞制定 第64回舞踊芸術賞
2018年 第55回批評家大賞・ダンス出版部門(フランス)
2018年 春陽堂書店第1回種田山頭火賞
2021年度 第76回文化庁芸術祭賞 舞踊部門 大賞
2022年 第40回「ニムラ舞踊賞」